箕面市の内科・循環器内科・消化器内科『さくら通り循環器消化器内科』です。風邪、発熱、頭痛、腹痛などの一般内科、高血圧、脂質異常症、糖尿病などの生活習慣病、胃カメラ、大腸カメラなど、検査・治療・説明を一貫して責任をもって行います。

ピロリ菌について

胃がんの発症原因となるピロリ菌って?

ピロリ菌は、正確には「ヘリコバクター・ピロリ」といいます。

胃がんの発症原因となるピロリ菌って?イメージ

ピロリ菌は、正確には「ヘリコバクター・ピロリ」といい、「ヘリコ」は、「らせん」を意味します。その名の通り、胃の粘膜に生息するらせんの形をした細菌で、大きさは平均1000分の4mm程度です。

日本人の胃がんの9割以上はピロリ菌の感染が原因です。日本人に胃がんが多いのは、東アジア株と言われる日本のピロリ菌は、欧米の菌に比べ多くの毒素を産生し、胃がんを発症させる力が強いことがわかっています。

かつて、胃の中には強い胃酸があるために細菌は生きられないと考えられていました。ところが1982年、胃酸を中和するアンモニアを自ら作り出して強酸の中で生存できるピロリ菌を、オーストラリアの2人の医師、ウォーレンとマーシャルが発見しました。

さらに84年、マーシャルがピロリ菌を自ら飲み込み、自分の体で急性胃炎を引き起こす実験に成功、身をもってピロリ菌が胃炎を引き起こすことを明らかにしました。

戦後70年、衛生環境の向上に伴い、日本人のピロリ菌感染率はどんどん低下しています。

最近では、60代以上の日本人の過半数がピロリ菌に感染している一方で、20代の感染率は10数%、10代ではもっと少なくなっています。

ピロリ菌が起こす病気は何?

ピロリ菌に感染すると胃に炎症が起こります(ピロリ菌感染胃炎=慢性胃炎)。

ピロリ菌に感染すると胃に炎症が起こります(ピロリ菌感染胃炎=慢性胃炎)。その炎症が長い年月をかけて持続することで胃の粘膜が萎縮していきます(萎縮性胃炎)。

この現象は胃粘膜の老化で胃や十二指腸潰瘍がおこりやすくなるほか、ピロリ菌によって炎症状態にある胃の粘膜では胃の細胞のDNAが傷つけられ胃がんに発展しやすくなることが分かっています。

その他、胃MALTリンパ腫、胃ポリープ、ITP(特発性血小板減少性紫斑病)、小児の鉄欠乏性貧血、慢性じんま疹などへの関与が指摘され、ピロリ菌の除菌により治癒効果が得られた報告が増えています。

ピロリ菌の診断法は?

ピロリ菌に感染しているかどうかを調べる検査法には、内視鏡検査の最後に胃粘膜を少し採取して行う、培養法、迅速ウレアーゼ試験、組織鏡検法があります。

また内視鏡を使わない場合には、尿素呼気テスト、抗体検査(血液、尿)、抗原検査(便)があります。

除菌療法について

WHO(世界保健機関)が1994年、ピロリ菌を「確実な発がん因子」と認定したことを受け、日本では2013年から、すべての慢性胃炎の患者さんを対象としてピロリ菌の除菌治療が健康保険に適用されました。

検査でピロリ菌に感染していることが分かれば、誰でも健康保険で除菌治療が受けられます。

治療は、抗菌薬2種類とこれらの抗菌薬が力を発揮できるよう胃酸分泌を抑えて環境を整える胃薬の3剤を1週間内服します。

除菌できなかった人には耐性菌がいるので、さらに別の抗生物質を併用して2次除菌を行います。それでもだめだった場合は、さらに別の抗生物質を使って3次除菌をします。

最終的な治療の成功率は9割前後です。除菌治療によるデメリットは、除菌が成功すると胃の炎症が改善することで胃酸分泌機能が回復し、胸やけなどの胃食道逆流症(逆流性食道炎)の症状が出る方がいます。

その場合は逆流性食道炎の治療を行うことになりますが、胃がんのリスクを低下させるメリットの方が有意と考えます。

除菌したら胃がんは予防できるの?

ピロリ菌が胃粘膜に感染すると、粘膜に炎症が発生し(慢性胃炎)、だんだん表面が萎縮してきます(萎縮性胃炎)。この状態が長く続くと、がん化が始まります。これが、ピロリ菌ががんを引き起こすプロセスだと考えられています。

慢性胃炎の患者さんに除菌治療をすると、この萎縮が進行しないことが試験結果からも明らかになっています。

また、除菌をした感染者としなかった感染者を10年間追跡調査した結果、除菌した人の方が胃がんの発生が少なかったという報告もあります。

ピロリ菌除菌後の胃がん発生率

ピロリ菌除菌後の胃がん発生率 図

※出典:日本ヘリコバクター学会[市民の方のためのピロリ菌解説]

ピロリ菌感染者が減ると増えるがんとは

胃と食道の境目を「胃食道接合部」といい、この上下2センチの範囲の中心部にあるがんを「胃食道接合部がん」といいます。かつては胃がんとされたり、食道がんとされたりしましたが、最近では胃がん、食道がんとは別のがんとして扱われています。

胃食道接合部がんは、胃酸が逆流して胃と食道の境目がただれ、炎症を起こしてがんになると考えられます。ピロリ菌を除菌すると胃の粘膜の活動が活発になり、胃酸の分泌が増え、逆流性食道炎を起こしやすくなります。

日本でもピロリ菌陽性の人が減り、ピロリ菌が原因となるがんが減少に向かう一方、今後は胃食道接合部がんが増えることが考えられます。

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