消化器内科について
食道、胃、十二指腸、大腸、肝臓、胆のう・胆管、膵臓などの腹部全般の病気の診断、治療を行います。
必要に応じて、胃・大腸内視鏡検査、腹部超音波(エコー)検査、レントゲン検査等の専門的な検査を行います。
ピロリ菌も、当院での検査・除菌治療が可能です。
人間ドックや検診でピロリ菌がいると言われた方や、ご家族にピロリ菌がいた方、胃痛などの症状があってピロリ菌が心配といった方もご相談ください。
このような悩みがある場合は、消化器内科を受診・検査をオススメします
相談・受診したいけど、恥ずかしいと思われる女性の患者様へ
特に、大腸内視鏡検査の場合は「男性医師の検査には抵抗がある」「できれば女性医師がいい」という女性患者様も少なくありません。
当院では、日本消化器内視鏡学会専門医である女性医師が胃内視鏡検査・大腸内視鏡検査を行っております。
痛みや苦しさの少ない、身体とこころに配慮した内視鏡検査を実施し、少しでも患者様に安心してご相談いただけるよう努めております。
消化器内科で診る症状から考えられる病気
消化器内科では、主に以下のような疾患を診療します。
気になる症状があるとき、症状はないけれど胃カメラ検査・大腸カメラ検査を受けたいというときには、さくら通り循環器消化器内科にご相談ください。
逆流性食道炎
食生活の欧米化、塩分摂取量の低下、腹圧が上昇する姿勢の習慣などを原因として、胃酸が食道に逆流し、炎症を起こす病気です。
胃のむかつきや痛み、げっぷ、呑酸、のどの痛みや違和感、咳、食欲不振などの症状が見られます。
胃ポリープ
ピロリ菌感染による萎縮性胃炎などを原因として生じる、胃粘膜のポリープです。
基本的に無症状ですが、ポリープが大きくなると出血を起こし、貧血や下血が見られることがあります。
食道がん
喫煙、飲み過ぎ、逆流性食道炎などを原因として起こる食道粘膜のがんです。
特に早期はほとんど症状がありません。胃カメラ検査で偶然に発見されるケースがよく見られます。進行すると、喉がつかえる感じ、嗄声、咳などの症状が見られることもあります。
胃がん
喫煙、塩分の摂り過ぎ、ピロリ菌の持続感染などを原因として発生する胃粘膜のがんです。
早期にはほとんど症状がありません。進行すると、みぞおちの痛み、胃の不快感、食欲低下、胸やけ、吐き気などの症状が見られます。
当院では、胃がんの原因となるピロリ菌の検査・除菌治療を行っております。
胃炎
ピロリ菌感染、痛み止めの副作用、飲み過ぎなどを原因として起こる胃粘膜の炎症です。
胃の不快感や痛み、食欲低下、吐き気・嘔吐、下痢などの症状を伴います。出血がある場合には、吐血、下血を起こすことがあります。
胃潰瘍
ピロリ菌感染、非ステロイド性抗炎症薬の内服、ストレス、喫煙などを原因として起こる胃の潰瘍です。潰瘍とは、粘膜が深く傷つき、びらんなどが生じている状態です。
みぞおちの鈍痛、げっぷ、胸やけ、吐き気、胃もたれ、腹部膨満感などの症状を伴います。出血がある場合には、吐血や下血を起こすこともあります。
十二指腸潰瘍
ピロリ菌感染、非ステロイド性抗炎症薬の内服を主な原因として起こる、十二指腸の潰瘍です。
腹痛、吐き気、げっぷ、胸やけ、食欲低下などの症状を伴います。
アニサキス症
アニサキスという寄生虫の幼虫に寄生された魚介類を十分な加熱・冷凍をせずに食べることで起こる感染症です。
アニサキスの幼虫は、胃、小腸の粘膜に食いつきます。食後数時間~数十時間で、激しい痛みが生じます。その他、吐き気、嘔吐などの症状を伴います。
機能性ディスペプシア
胃カメラなどの検査で特に病変が見つからないものの、胃の不快感、げっぷなどの症状が見られる病気です。
胃の運動機能の低下、内臓の知覚過敏、ストレスなどが原因になっていると言われています。
ピロリ菌感染症
幼少期の井戸水の飲水、親からのピロリ菌の経口感染が原因と思われる感染症です。
ピロリ菌に感染した直後は無症状ですが、除菌治療をせずにいると慢性胃炎、萎縮性胃炎、胃がんなどを引き起こすことがあり、その場合は胃のむかつきや胸やけ、胃の痛み、吐き気などの症状を伴います。
さくら通り循環器消化器内科では、ピロリ菌の検査、除菌治療を行っております。
過敏性腸症候群
ストレスなどを原因として、さまざまなお腹の症状が3ヵ月以上続く病気です。
腹痛、腹部不快感、下痢、便秘などの症状が見られます。
下痢と便秘が交互に現れることもあります。
大腸ポリープ
食生活の欧米化などを原因として、大腸粘膜に生じるポリープです。大腸がんの多くは、大腸ポリープががん化したものです。大腸ポリープの段階で切除しておくことは、大腸がんの予防になります。多くは無症状です。大きくなると、下痢、便秘、血便などの症状が現れることがあります。
大腸がん
大腸に生じるがんです。現在、国内では毎年10万人以上の方が大腸がんの診断を受け、4万人以上の方が大腸がんを原因として亡くなっています。
初期にはほとんど症状がありません。進行すると、下痢、便秘、血便、貧血、便が細くなるといった症状が現れます。
大腸憩室症
大腸の一部が飛び出し、小さな部屋のようなスペースが生じている状態です。食物繊維の不足などが原因ではないかと言われています。
通常、憩室ができただけでは症状はありません。憩室で出血や炎症が起こると、下腹部痛、発熱、吐き気、嘔吐、下血などの症状が現れます。
潰瘍性大腸炎
はっきりとした原因が分からず、また治療法も確立していません。そのため厚生労働省より、難病の指定を受けています。直腸から始まった炎症が、その後拡大し慢性化します。
下痢、下腹部痛、血便、腹痛、体重減少、めまい、動悸、息切れなどの症状が見られます。
クローン病
潰瘍性大腸炎とともに難病の指定を受けています。ちなみにどちらも炎症性腸疾患に分類されますが、クローン病は腸だけでなく口から肛門までのいずれの消化管でも炎症が起こり得ます。はっきりとした原因は分かっていませんが、食生活の乱れが関係しているのではないかとの指摘があります。
下痢、下腹部痛、体重減少、口内炎、関節炎などの症状が見られます。
虚血性腸炎
生活習慣病に伴う動脈硬化を原因として、大腸粘膜に血流障害を起こす病気です。
腹痛、吐き気、嘔吐、血便、下痢などの症状が見られます。
急性腸炎
ウイルスや細菌、アレルギー、薬の副作用などによって起こる腸の炎症です。
吐き気、嘔吐、下痢、腹痛、腹部の張り、腹部膨満感、食欲不振などの症状が見られます。
内視鏡検査について
胃カメラ(胃内視鏡検査)
日本消化器内視鏡学会専門医を取得した女性医師が、丁寧で正確な胃カメラ検査を実施します。
口から通す「経口内視鏡」に加え、鼻から通す「経鼻内視鏡」もご用意しておりますので、以前受けた経口内視鏡が辛かった、嘔吐反射が強いので心配、という方も安心して受けられます。
また、鎮静剤を使用すれば、眠ったような状態で、痛み・苦しさ・恐怖心をほとんど感じないうちに検査を終えられます。
大腸カメラとの同日検査にも対応します。
大腸カメラ(大腸内視鏡検査)
特に女性の患者様が大腸カメラを受けられるときには、「男性医師の検査は抵抗がある」「できれば女性医師がいい」ということもあるかと思います。当院では、大腸カメラ、胃カメラともに、日本消化器内視鏡学会専門医を取得した女性医師が担当します。女性も男性も、安心してご相談ください。
胃カメラと同様、鎮静剤を使用することもできます。また、大腸ポリープ、早期大腸がんについては、患者様に事前にご同意をいただいていれば、検査中に発見次第その場で切除することも可能です。
炭酸ガス送気システムを導入しておりますので、検査後のお腹の張りも速やかに解消されます。
日帰り大腸ポリープ切除
当院では、大腸ポリープ、早期大腸がんの日帰りでの切除に対応しております。
ほとんどの大腸がんは、大腸ポリープががん化して生じるものですので、ポリープの段階で切除しておくことは、大腸がんの予防という意味でも非常に有効です。
他医療機関で見つかった大腸ポリープを当院で切除するということも可能です。
内視鏡検査と同様、日本消化器内視鏡学会専門医を取得した女性医師が担当しますので、ご安心ください。